ハラールチキンやアルコール無添加調味料でおもてなしします
こんにちわ！清水大地です。
「飛騨高山ムスリムフレンドリープロジェクト」は、昨年6月にスタートしました。
民間業者6社、信用組合1件、そして市役所の海外戦略課とも手を組み、官民一体での取り組みを行っています。
プロジェクトの目的は、「観光で地域を盛り上げよう！」というものです。
この飛騨高山という地域は、国内有数の観光名所だと自負しております。
また、一方で、世界ではムスリム（イスラム教徒）の人口が、今後増え続けて行くと言われています。
そこで！私たちは、ムスリムを受け入れられる土壌を高山にて作り、ムスリム観光客のおもてなしを出来る様にしようと考えました。
当プロジェクトFBページ：https://www.facebook.com/htmfp
ムスリム対策という名目で、私たちは誰かを騙したり、嘘を付いて莫大な利益を得たりしようとは決して思っていません。
また私たちは、ハラール認証を取得する事が、（少なくともインバウンド対策においては）必ずしも大事であるとは考えていません。
私たちは、あくまでも「自然体」でムスリム受入れを行おうと考えています。
現在私たちは、下記3点の活動をしています。
①ムスリムの方々が、どの様にお食事をするのか、お祈りをするのか、お風呂に入るのかといった事を、地域の飲食店様や宿泊施設様にご案内しています。
また、ムスリムの方が何を好んで食べるのかといった事もお話をしています。
②アルコール無添加の味噌2種類（赤・白）を、地域の醸造会社様と提携して作成し、ハラールチキンやアルコール無添加の醤油・酢と一緒に、販売提供をしています。
③当活動を、地域の方々に情報発信をして広めています。
飛騨高山では、既にムスリム観光客を歓迎します。
現に、これまでに計5回、ムスリム観光客の受入を当プロジェクトにて行いました。
1回目：名古屋モスクの代表理事ご一家5名と、インドネシア人2名、マレーシア人2名の受入
2回目：マレーシア人1名の受入
3回目：インドネシア人2名の受入
4回目：インドネシア人20名の受入
5回目：世界のあらゆる国のムスリム5名の受入
上記5回の中で、ムスリム向け特別メニューを実験的にご提供してみました。
具体的には、アルコール無添加の朴葉味噌（ハラールチキンも一緒にご提供）や、刺身などです。
5回共に、ムスリムの方々の反応は上々で、私たちの自信にもなりました。
そして、この実績から、多数のメディアに紹介をして頂く事も出来ました。
少しずつですが、一地方都市からの動きとして、世の中に広がりを持たせられたらなと思っています。
飛騨高山のアクセスはこちら
http://www.hida.jp/english/practical-guide/accesstransportation
これまでの活動記録の一部を、下記に写真と一緒にまとめました。
