ムスリム従業員への心温まるおもてなし
日本では、ヒジャブを着用しての勤務、礼拝の認知度が低く、向上しつつありますがムスリムにとっての勤務環境が整っているとは決して言えません。
今回、東京で勉学に励むインドネシア女性が家具量販店での就職活動を行っていました。彼女は面接に来るよう伝えられていましたが、設定された時間が礼拝の時間とかぶってしまったため、休憩時間に礼拝をさせてもらえるよう、場所の確保をお願いしました。
面接の日、彼女は人事部のスタッフと彼女が応募した部署のマネージャーに会いました。驚くことにそのマネージャーはサウジアラビアに住んでいたことがあり、コーランを読むことができるそう!
もう一つの嬉しいサプライズが、マネージャーが彼女のためにキブラ(イスラム教徒が礼拝をする方向)を調べ、礼拝場所とサッジャーダ(礼拝用マット)を用意していたのです!
彼女は、礼拝のために時間と場所の確保をお願いしただけであったのにもかかわらず、親切なスタッフは礼拝に必要なものまでをそろえてくださいました。そして、彼女のために魚と野菜のみが使われたお昼ご飯を用意してださったそう!
この心温まるおもてなしは、ムスリムが安心して日本で働けるようになるために不可欠なことです!