参加者全員でイフタールの食事をいただきました
2015年6月27日、インドネシアムスリム協会主催でイスラーム文化交流会2015が開かれ、在日ムスリムと日本人が交流し、相互理解を深めた。
司会の方の「Assalamu Alaykum」のあいさつから始まり、当日のプログラムを紹介されました。
- イスラムの素顔
日本の各種メディア、TVからの偏った情報ではなく、正しいイスラム教・イスラム文化の紹介、イスラムと日本文化の接点についてのQ&Aセッション(在日ムスリムによる) -
パフォ-マンス
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イフタ-ル、お食事(トルコ、マレーシア、パキスタン、カザフスタン、シリア、インドネシア)
• 在日インドネシアムスリム協会長のご挨拶
協会は1970年に設立され、現在にいたる。ムスリムが日本、そして東京で暮らしやすいように努めている。日本の方たちには、ムスリムの価値観を知ってほしい。
当協会主導で行う、本日のような企画は、ムスリムであっても、そうでない人々であっても、だれでも参加できるものとしていきたい。これからもいろいろなイベントを企画し、「平和」の共有という意味で広めていきたい。同じムスリム圏内でも、国によって、ムスリム文化が違い、これが興味深いものである。
• イスラムの素顔、Q&Aセッション
Qパネリストから観客への質問:デパートなどの礼拝所、インバウンド対応をどう思いますか?
A
・私は2003年に来日した。今と違って礼拝所が少なかった。道のはしっこや階段の下などで礼拝した。
今では、秋葉原によく行くが、商品を買わなくても秋葉原の礼拝室を使わせてもらっている。この礼拝所はありがたい。最近はHalalレストランが増えていて、中華、シーフードがおいしいレストラン、ラーメンやさんもあってうれしい。
About LAOX akihabara
http://halalmedia.jp/archives/1483/industry-leader-duty-free-shop-laox-akihabara-starts-selling-halal-products/
Q在日ムスリムへのアドバイスをお願いします。
A
・日本人は日本語でないと少し引いてしまうところがある。できる限り日本語を話し、日本人が少し固まっても、あきらめず話すことに挑戦し、何度も話しかけてほしい。
・是非日本語をマスターしてほしい。マレーシア、インドネシアのビザ緩和で最近来日する人たちも増えている。ぜひマスターしてほしい。
Q国の旗につきと星が描かれているのはなぜ?
A
・イスラム教ではなんでも月を見て決める。例えばラマダン時間の基準も日没~とある。つきの満ち欠けで、ああ、いまはラマダン期間も半分まで来ていると考える。七夕に願い事をする感覚に似ているのではないか、イスラムでもそのように願い事をする。
Qイスラム教の教えを広めるためには?
A
・日本ではほとんど結婚をきっかけとしてイスラムに入信している。結婚も特効薬かと思おうが、人とのつながりを通してなのではないか。
・イスラムは野蛮なものでなく、温かみのあるものである。この理解のギャップを、このようなイベントを通じて広めていくのがよいのではないか。
• パフォ-マンス
① バリンリン(スマトラ島)
② プンチャックシラット(インドネシアの武術)
③ ナシッド(Nasyid)マレ-シアの伝統音楽を現代用にアレンジしたもの
• Iftar開始
ふるまわれたもの:お水、豆腐ゴレン(tafu goreng)、インドネシアのお菓子、Rendang、スナック、タ-キッシュデライト(トルコのお菓子)など。(トルコ、マレーシア、パキスタン、カザフスタン、シリア、インドネシア)
お食事には、男性女性に別れ、それぞれで交流を楽しんだ。ヒジャブ体験、途中、お祈りの時間を挟み、集合写真をとり、8:00にイフタ-ル終了。
もっと日本人とムスリムの交流を増やして、相互理解を深めていきたいですね。
ムスリムの皆様がもっと日本で生活しやすくなりますように。