福島県いわきに「ハラル食堂」がオープン！

地元の人々のために、国際交流のための食堂を

2017年1月27日に福島県のいわき常磐湯本町に「ハラル食堂」がオープンしました。福島県内でムスリムが食べられるメニューをメインに提供する店は初めてとみられ、開店してから連日大賑わいの日々が続いています。

外国人にも和食を食べてもらいたいという思いから、メニューには親子丼、天ぷらそば、うどんなどを用意。ラーメンも好評です。料理人はミャンマー出身のムスリム、ジャマール・フセインさんと妻のトゥウェイ・ジーさん。マレーシアでのシェフ経験があり、彼らが作るミャンマー料理やマレーシア料理は日本人に人気です。この店で初めて食べたという人も少なくないようです。

店名の通り、食材はもちろんすべてイスラームで許されたものを使用。ラーメンのスープ用の鶏ガラも九州から仕入れ、しっかり仕込んで美味しいラーメンを提供しています。価格は500円から800円と気軽に利用しやすいのも人気の理由の一つ。礼拝スペースも完備しています。

三つの柱

ハラル食堂をオープンするにあたり、三つの柱を理念としています。労働環境の国際化に対応すること、インバウンド人口が増える中、ハラール市場に対応する必要性を感じたこと、震災後の復興支援の一役を担うこと。

地元の医療法人「ときわ会」が運営を支援しており、東南アジアからの看護留学生、研修生、入院患者など医療従事者や患者が安心して食べられる場所を、医療関係者だけでなく地元の人にも開放した形で提供したいということから生まれたハラル食堂。特定の人々や宗教に関係なく、地元にも貢献し、震災後の復興にもしたいと話していました。

ハラル食堂

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