ラマダン、イードの祝日
寄稿:Rahmania Radjadiさん(www.rahmaniaradjadi.com)
あなたは会社の出張で日本に来ているムスリムですか? それとも、日本にある会社で働くことになったムスリムですか? それとも、留学のために日本に来たのでしょうか? 日本でムスリムが住むということはどういうことなのか、考えたことはありますか? そんな疑問を抱いたことがある方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
パート1ではお祈りの呼び掛けやモスク、そして食について語りました。このパート2では、実際にムスリムが日本で住んで働くことについて伝えたいと思います。
#1 ラマダン
日本でラマダンを迎えるのはそんなに難しいことではありません。日本でのラマダンは春の日が長い季節なので絶食は17から18時間ほどでよく、たくさんの実りがある良い時期です。
日本人は宗教を尊重してくれる人が多く、そんな友人と触れ合うことにより、自信も友人への尊重を深められることでしょう。主人の会社では、主人が断食していることに配慮して、上司からの命令によりラマダン中はデスクで食事することを全面的に禁止しました。主人は断食中は休憩の時間もオフィスにいることが多かったため、同僚は外で食事をとるように言われたそうです。
一度、ムスリムではない友人がイスラムに興味を持ったから、とラマダン中に一緒に断食を行ったことがあります。友人は私が食欲やのどの渇きをどうやって我慢できるのか不思議だとして、恵まれない人に対しての尊重を深め、自分がいかに恵まれているのか分かった、と言いました。イスラムのすばらしさを友人に広められるのは素晴らしいことで、食事を満足に取れない人の気持ちになって考える良い機会にもなります。
ではタラウィーの祈りはどうでしょうか?
日本にあるモスクは通常タラウィーの礼拝のスケジュールが決まっていて、断食後の食事を提供しているところが多いです。近くにあるモスクのラマダン関連のイベントをチェックしておくと良いでしょう。では、モスクが遠すぎて行けない場合はどうした良いでしょう? タラウィーは家で家族と共に、また一人で行うことも可能なので、問題ないです。
#2 イードの祝日
私はここ東京で2回イードの祝日を経験しましたが、どちらも良い思い出となっています。イードの祝日は休日ではありませんが、たくさんの人が集まってイードの祈りをささげる光景には関心しました。インドネシア人のムスリムは大体インドネシア集会所でイードの礼拝を行います。あまりにたくさんのインドネシア人のムスリムがイードの礼拝に来るため、その需要にこたえ、3回の礼拝が計画されました。その日のことはよく覚えていて、たくさんの人が並んで礼拝の順番を待つのは幸せな光景でした。
他のモスクやムスリムの多い国の大使館でもイード・ル・フィトルを開催し、イードの祝日は扉を開放します。わかりやすく説明をしてくれるので、安心して礼拝できます。
まとめ
ムスリムにとってラマダンやイードの祝日の月はとても重要です。日本でもこのイベントを乗り切ることはできるので、何も心配することはありません。この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。またパート3にてお会いしましょう。
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