「ムスリムが日本を旅するのは難しい? いえ、簡単です!」
寄稿:Rahmania Radjadiさん
日本に行ってみたいと思わない人はいますか? みなさん、行ってみたいですよね? 個性的な文化に触れたり、優しい日本人と出会ったり、おいしい和食を堪能したり、富士山を見たりなど、日本でしかできないことはたくさんあります。ムスリムでない人にとって日本を旅行するのは簡単です。では、ムスリムにとっては日本を旅するのは難しいのでしょうか? いえ、簡単です!
あと数か月、数週間、もしくは数日で日本を訪れる予定があるというムスリムのあなたに日本を旅する上でのアドバイスを紹介します。
#1 祈りの時間やカバの方角を知ることができるスマートフォン用アプリをインストール
旅行中とはいえ、お祈りをさぼるわけにはいきません。ちょうど「女の子の日」になってしまったのなら例外ですが。こんなこと、と思うかもしれませんが、こういった小さな秘訣が大事なのです。
なぜアプリをインストールすることが大事なのか?
まず、日本にいる間は時差のため、母国とは違う時間帯になります。 そして、スマートフォンアプリとはいえ、常に祈りの時間と共にあることが大事なのです。
#2 イスラム法に従い、自分が食べたいものが実際食べられるものかどうかを知る
みなさんご存じのとおり、ムスリムは日本では少数派で、ムスリム教徒の人はほんの数パーセントしかいません。そのため、ハラール食はあまりない、もしくは見つけるのが難しく、特定の場所でしか手に入らないことがほとんどです。だから、ムスリムとして、なにが食べて良いものなのか知ることが大事です。
豚肉が入った製品だけではなく、アルコールやお酢が入ったものもイスラム法に違反しています。
予言者ムハンマド(アッラーの平安と祝福あれ)によると、カマールや他の酔いの原因になる飲料を酢に変えることは禁止されています。マーリク・イブン・アナス(アッラーの祝福あれ)の手になる『ムスリム』(1983)によれば、預言者(アッラーの平安と祝福あれ)がお酢に変えたワインについて質問されると「いいえ」と答えたといいます。
まず、食品を売っている人に、使用されている材料などについて聞くことが大事です。私の日本に住んだ経験から、ほとんどの場合、レストランなどで質問した際、店員さんは親切に教えてくれます)
この記事で述べられている見解は筆者によるものであり、ハラールメディアジャパンは一切その責任を負いません。