留学生による異文化理解の授業

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Written by Nabilah Shabrina

大田区の中学校に行ってきました。インドネシアと言えば何?の質問から始まって、子どもたちからは「象」「カレー」「島」などいろんな意見が出ました。そこから授業スタート。インドネシアは多民族国家(300以上!)。宗教もいろいろ。そんな中インドネシアの人たちは助け合い仲良く暮らしているという点を中心に話しました。ジャカルタにあるイスラム教のモスクとキリスト教の教会が隣同士になってる写真を見せて、違う宗教だけどみんな仲良しだよと。イスラム教徒が人口の8割を占めるインドネシアは、世界最多のムスリムの国。ですのでインドネシアの話の中に、なぜムスリムの女性はヒジャブを被るのかやラマダーンとは何かなど子どもたちに話しました。意外にラマダーンとは何かやどうして女性はヒジャブを被るのかの理由を知っている生徒もいてびっくりです。インドネシアの地理や自然、民族衣装、食べ物などのことも話しました。「インドネシアの時間は3つに分かれてるんだよ。一番東は日本と同じ時間。一番西の時差は2時間。なので一番西から東に旅行する時は2時間違うんだよ、同じ国なのに、」と話したら「タイムマシーンみたい」とある生徒のコメント。確かに。

そしてみんなでアンクルンの演奏。インドネシアを紹介するときに必ずアンクルンをやるようにしています。楽しいから。〆は自分がどうして日本に来たのかの話。自分の失敗談もまじりながら夢を諦めない大切さについて語りました。子どもたちの反応はよくて、よく質問に答えたり、日本とは違うインドネシアの挨拶の仕方をやってもらったり、すごくよかったと思います。楽しい時間を過ごせました。自分の大学や自分の研究についても話したので、授業の後女性の先生に「リケジョですね、私もです」と言われ盛り上がりました。

留学生が先生!異文化理解が目的となっているこのプログラム。国の代表になって日本の未来を支える子どもたちに自分の国と日本との「同じ」「違い」「本質」について語る、このような授業は大切だと思います。世界中の人々がそのような理解ができたら、世界平和に繋がりますね。
留学生のみなさん、是非自分の国の代表になって日本の子どもたちにメッセージを届けませんか?

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