「ムスリム向けラーメン」の開発に成功
Written by Daichi-san
10月7日の夜から10日の昼まで、インドネシア人ムスリムの女性1名を、高山市・白川郷にておもてなし致しました。
今回の旅行は、私たちのFacebookページをご覧になった方からの問い合わせで実現しました。
ちょうど、日本三大美祭といわれる高山祭の開催日(10月9日・10日)だった事もあり、日本の伝統的なお祭りの雰囲気を楽しんで頂く事が出来ました。
また、世界遺産である白川郷にも滞在し、合掌造りの家を楽しんで頂く事も出来ました。
高山市・白川郷の魅力を大いに感じてもらう事ができ、とても嬉しく思っています。
今回は3泊4日という事で、昼を3回、夜を3回と、計6回分の食事の機会があり、色々とチャレンジをしてみました。
最大の収穫は、【ムスリム向けラーメン】の開発に成功した事です。
アルコール無添加の地元産の味噌をベースにした、味噌ラーメン。
柚子を加えてさっぱりとした味付けの、塩ラーメン。
この2品を、ラーメン屋さんで新しく開発して頂く事ができ、実際にご提供して頂きました。女性は凄く喜んでくださり、最後に料理長さんとツーショットで写真を撮って帰りました。
このラーメン2品は、正式に商品化をして、多くの外国人観光客に今後食べて頂く予定です。
*伝真ラーメン:http://nagomi-takayama.jp/tenma.html
なお、今回受け入れを実施した6件の飲食店(ホテル含む)は、どこも決してハラール認証を取得していません。
しかし、それは何の問題もありませんでした。
「ノンアルコール・ノンポーク」という基準をクリアして頂くのと同時に、事前にムスリムとコミュニケーションを取って要望と注意点を聞き、真摯に間違いなく対応することで喜んで頂けます。
それを改めて実感する事が出来たのは、今回の大きな収穫の一つです。
ただ、「このお食事には何が含まれているのか」「本当にアルコールや豚は含まれていないのか」というのは、私たち日本人が隣にいないと、彼女たちムスリム観光客には分かりません。
さらに言えば、日本人である私たちでさえ、分からない場合があります。
だからこそ、各飲食店での英語表記・原料表記(アレルギーと同じ感覚)をしていく事が大切になるので、飛騨地方での対応を促進していきたいと思います。
あまり難しく考えず、出来る事から1つずつ行っていけば、そこには未開の大きな市場が待ち受けています。
今後、高山市内でも更に受入が出来る店舗を増やして行き、「ムスリムフレンドリータウン」となれる様に、私たちプロジェクトメンバーで仕掛けて行きます。
ぜひ飛騨高山にお越しの際には、当プロジェクトまでご一報ください。
必ず、満足の行くお食事をご提供させて頂きます。
*今回ご協力頂いた店舗一覧
①味の与平
http://www.funasaka-shuzo.co.jp/eat/restaurant/
②小舟
http://on.fb.me/1P9Dm3m
③寿々や
http://bit.ly/1VNb6Cp
④伝真ラーメン
http://nagomi-takayama.jp/tenma.html
⑤民家園
http://www.shirakawago-minkaen.jp/
⑥白川郷の湯
http://www.shirakawagou-onsen.jp/