感動する人続出。日本人中学生のピュアな本音を作文に。

栃木県佐野市にある日光軒は、ムスリムフレンドリーレストランの草分け的存在として、これまでにも多くのグランプリで受賞を勝ち取ってきました。
日光軒のオーナー、五箇さんは、食に困っているムスリムを見て、ムスリムが食に困らないようにハラールかつ美味しい料理を作り始めました。今では大人気の ハラール佐野ラーメンハラール餃子 を求め、遠方から足を運ぶムスリムを目にするのも見慣れた光景となりました。

五箇さんの真摯な活動は、中学生である息子さんに影響を与えています。

そんな息子さんが先日学校で書いた作文が、今にわかに注目を集めています。

五箇さんと息子さん
五箇さんの息子さんは学校で作文を発表

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みなさん。
ハラールって知ってますか?
最近、テレビや新聞で見たり聞いたりすることが増えてきていると思います。

なぜイスラム教の話をするかと言うと、僕の家はラーメン屋ですが今、イスラム教のお客さんがたくさん来ているからです。

イスラム教の人達は宗教で食べても良いものと食べられない物があります。
だから日本に旅行に来る人や日本に住んでる人は食事をするのにとても苦労しています。

そこで僕のお父さんはイスラム教のお客さんが食べられるラーメンを始めました。
今では世界中からお客さんが来ます。

なぜ僕がイスラム教の人の話をするかと言うと、ニュースなどでイスラム教の人はテロを起こしたりしてイメージが悪くなっています。

でもお父さんのお店に来るお客さんはみんな優しく良い人が沢山います。

初めは見慣れないから怖いなと思ったりしたりもしましたが、挨拶をしたり話をするとみんな優しいです。

お父さんの周りにはハラールを沢山の人に知ってもらう活動をしている仲間が沢山います。
みんなが僕に教えてくれるのは、イスラム教の人達は日本で食事に困っている人が沢山いるから困らないようにしたいね。
その為には1人でも多くの人にハラールを知ってもらう事だよって。
僕は思いました。自分には関係ない事だから知らんぷりするのでは無くて出来る事を無理なく手伝ったり話を聞いてあげたりすればいいのかなと。そうすれば相手がどんな人か自分で判るからです。

また僕はクリケットをやっているのですが対戦チームや先輩にもイスラム教の選手たくさんがいます。
その選手達もみんな、とてもフレンドリーで優しいです。
分からないことがあると優しく教えてくれたりもします。
そんな人達がイスラム教徒だからと言うだけで偏見や差別を受ける事や食事で大変な思いをするのは良くないと思います。
お父さんから聞いた話ですが、この前小学校にラーメンを教えに行った時の事です。クラスに1人だけイスラム教の子がいたそうです。つまらなそうにしていたみたいですが、今日のラーメンはハラールだよと言うと急に笑顔になったそうです。
いつも給食で1人だけ違う物を食べているのに、その日はクラス全員で同じもを一緒に食べられて喜んだそうです。
僕はその話を聞いてとても嬉しくなりました。

クラスのみんなは気にしないかも知れないけど誰か1人でも気がついてあげると笑顔になれるんだなと思いました。

そういう小さな事がイスラム教の人達への差別が無くなると思います。

お父さんはよく言います。
「ネットやテレビで人間を判断してはいけないよ」と。

最近、言ってる事の意味が分かりました。

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色眼鏡をかけず、自分の目で見て判断する。

こういった人財が増えていくことが、「ムスリムフレンドリー日本」に向けた第一歩ではないでしょうか。

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