日本で働く

海外で働くという経験は、本当に貴重な経験です。今まで自分が経験したことのない環境によって、自分の中に新しい考え方や視点が生まれてくるからです。

日本は観光という視点では最も好まれる国の1つですが、魅力的な職場としても認識が高まっており、実際にたくさんの外国人、ムスリムが日本に住み、日本で働いています。しかし、ルールをキチンと守る日本人には、我々外国人とは異なった習慣がたくさんあります。そこで今回は日本で働く際の重要なポイントを5つ紹介したいと思います。

雨の中の通勤時間
雨の中の通勤時間

語学の習得

日本での生活と仕事には語学が必要です。特に就職するとなると、ほとんどの募集企業は、応募者に日本語の習熟度について聞いてきます。具体的には日本語能力試験でN2以上の合格が最低限求められることが多いので、ここは頑張りましょう。特に敬語、丁寧語といった表現はビジネスでは必須です。

ビザ取得

違法な滞在や労働は絶対にダメですので、これを避けるためには適切なビザを取得する必要があります。日本には様々なタイプのビザがあります。もし、会社がビザ取得のサポートをしてくれるなら、就労ビザを取得することが可能です。就労ビザがあれば、日本人と同じように働くことができます。でも、学生ビザや家族滞在ビザ(就労ビザを持っている外国人の家族などに発行される)だと働くことができる時間に制限があるので注意が必要です。多くのビザの種類は定期的に更新しないといけないので、有効期限を確認した上で、有効期限が切れる3か月前に滞在期間の更新を申請しないといけません。

商習慣の理解

日本では、クライアントと名刺交換をする際、両手で受け渡しします。また、クライアントが帰る際にはオフィス外のエレベーターまでお見送りし、エレベーターの扉が完全に閉じるまでお辞儀の姿勢をキープしています。このような商習慣は他の国ではほとんど見られません。これらの商習慣を理解できれば、確実に一歩先を行くでしょう。

お仕事
お仕事

ムスリム文化の受入

ムスリムは日本では少ないため、ヒジャブやお祈りに始まり、アルコールや豚などの飲食に関連することなどのムスリム特有の文化を日本の企業に理解してもらう必要があります。基本的には受け入れてくれる企業が多いことでしょう。日本はムスリムフレンドリーになる途中にいていますので、ムスリムのニーズを理解している日系企業があります。会社に対しても配慮するのは良いでしょう。例えば、会社にとって、他の社員との平等を守るように、ムスリムのためだけの休憩をさせるのはまだ難しいので、休憩時間を分けてお祈りすることも可能です。

同僚との絆

ほとんどの日本人はシャイで、特に外国人に対してはその傾向が強まります。だから私たちから積極的に話しかけてみましょう!もし可能なら、同僚と一緒にランチに行く、もしくは仕事の後に飲み会にいくなどして、あなたがどこの国からきてどんな文化で育ったのかなどを知ってもらいましょう。

日本はもっともっとムスリムフレンドリーな国になっていますので、日本でのお仕事も楽しくなっています。今回紹介しました5つのポイントを、是非やってみてください!

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