国立から世界へ 〜イフタールパーティー〜

みなさんこんにちは。思いやり溢れる東洋大学の徳江ゼミナールの学生と、温かい日本企業のコラボで実現したユニークなハラールイベントについてお伝えします。

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2015年6月27日、広大な田んぼと大自然が広がる東京都国立市谷保にて「国立から世界へ〜イフタールパーティー〜」が開催されました。このイベントのコンセプトは、日本人とムスリムがハラール料理を共に楽しみながら異文化交流を計ってもらうというものです。会場のご協力のもと、もちろん調理場もハラールな環境を用意しました。学生達はハラールについてあまり知らなかったのですが、実際に目の当たりにし、その大切さを学ぶ事ができました。本イベントは株式会社ホクビー、株式会社雪和食品、壽食品工業株式会社、有限会社 桃太郎食品、イタリアンレストラン Pran Poneからの食品や飲料の協賛を頂き開催致しました。私たちは今回イタリアンバーベキュースタイルを提案し、企業の方と一緒に調理し提供しました。

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この日はラマダンの時期であったため、飲食が許される日没を待っている間、一般社団法人メイドインジャパンハラール支援協議の髙橋様、HALAL MEDIA JAPANの守護様から、学生達に向けてハラールに関する正しい情報と日本のハラール事業の現状はどのようなものなのかについて話して頂きました。そこで、「一番重要なのはムスリムと直接話して、一次情報に触れること。尊重すべきは必ず本人達からの素直な意見であり、二次情報を聞いて迷っている日本人がとても多い。」という言葉が学生達の心に響いていました。

講演終了後、いよいよムスリムを会場へ歓迎し、ムスリムとハラールイタリアン料理を楽しみました。当日のメニューは、ハラールイタリアンサラダ、サーロインステーキのバジルソースがけ、イタリアン焼きそば、ハラールハンバーグ、3種のジャムサンドイッチでした。また、飲み物にはレモンマートル茶、緑茶、そして玄米茶が茶葉茶本舗から協賛を頂きました。学生達はムスリムと共にハラール料理を楽しみ、交流を楽しんでいました。学生達にとってムスリムと話す機会はほとんどないため、「細心の配慮が必要で大変そう」、「言葉が通じない」、「固い」…等という印象を持っていましたが、実際に彼らと接する事により180度覆されました。彼らは、とても友好的で、真摯で、かつとても謙虚でした。ただ宗教や文化の違いがあるだけで、実際は同じ人間であることを肌で学んでいました。

このようなハラールについて学ぶ事が与えてくれた一般社団法人メイドインジャパンハラール支援協議会の髙橋様、HALAL MEDIA JAPANの守護様、農天気の小野様、徳江准教授、そして協賛してくださった企業の方々に本当に感謝です。これからはハラール認証を取得することだけにとらわれるのではなく、ムスリムを受け入れられる様な環境を作ることを第一歩から始める、「ムスリムウェルカム」のスタイルを確立することが重要ではないのでしょうか。

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