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【1】 2018年5月度ハラールメディアジャパンの動向サマリー
【2】 2018年5月度ハラールグルメジャパンの動向サマリー
【3】 コラム「市場における2点の誤解」
【4】 TOPICS・セミナー情報

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2018年6月号 #33

皆様、こんにちは。
フードダイバーシティ株式会社の守護です。

弊社は日本国内のムスリム対応情報を発信するハラールメディアジャパン(http://halalmedia.jp)と、
レストラン検索サイトであるハラールグルメジャパン(https://www.halalgourmet.jp/)を運営致しております。

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【1】 2018年5月度ハラールメディアジャパンの動向サマリ(http://halalmedia.jp
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まず、5月のアクセスランキングは下記の通りです。

★第1位 「ムスリムx日本」ドン・キホーテで着物ヒジャーブを発見!
https://goo.gl/w51bhX

⇒今年1月の記事が上がってきて、着物柄ヒジャーブの記事が1位となりました。
どうやらマレーシアとインドネシアでこの記事がバズっていた模様です。
当たり前ですが「和×イスラム」のお土産を探しているようです。
日本各地の伝統文様もヒジャーブに動き出すと面白いのではないでしょうか。
いずれにせよ、食品も含めたお土産市場はまだまだがら空きです。

 

★第2位 コンビニでハラール商品?!ローソン御徒町南口店でハラールコーナーができました!
https://goo.gl/Kz6Jjd

⇒やはりコンビニにおけるハラール商品は本当にニーズが高いですね。
実際にお店の方に聞いたら、在住者よりも旅行者が結構買っていくとのことでした。
弊社においても「日本のコンビニで買えるものはなにか?」という問い合わせが多く、毎回回答に困るところでした。
コンビニだけではなく、量販店、商業施設等にも増やしていきたいですね!

 

★第3位 美味しくてたまらない!銀座いつきのハラール天丼
https://goo.gl/gWXohS

⇒いつきさんが今月も3位にランクイン。
いつきさん、本当に人気が止まりません。
もはや説明不要、是非とも一度お店に足をお運びくださいませ。

動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=tBxb3O2nzWI

 

★第4位 業務スーパーでハラールビーフを販売開始しました
https://goo.gl/jpyEVD

⇒2017年4月の記事ですが、また4位まで上がってきました。
業務スーパーはハラール食品を多く取り扱っていますが、これまではハラールビーフはありませんでした。
HALAL EXPO JAPAN 2016で消費者の声を聞いて導入を決められましたが、ニーズベースでの声をしっかりと届ければ実現して下さる会社様です。
そしてここ半年で別の声も上げており、近日中には「あの人気商品」も店頭に並ぶ予定です!乞うご期待です!

 

★第5位 札幌でおすすめのムスリム・フレンドリー レストラン4選
https://goo.gl/FYK1ki

⇒北海道人気は年中を通じてとても高いですね。この記事はどんな時期も常にアクセスが多いです。

札幌に負けじと旭川、帯広も奮闘中です。北海道に行かれる際は是非とも周遊をどうぞ!
https://halalmedia.jp/ja/tourist-guide/

そして千歳でもいよいよ始まりますよ!
https://goo.gl/y8MLzL

 

最近、観光庁が明確な方針を出しました。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000244.html

 

まだまだ日本ではハラール認証機関や、コンサルティング機関は乱立する一方で、

それぞれの見解が統一することは難しそうな様子です。

 

むしろ最近揉め事が激化しているという印象です。
日本のインバウンド市場においては、やはりこの観光庁のガイドラインがとても重要になると思います。

是非とも国の方針なども出ている上記サイトをご一読くださいませ。

 

去年弊社が提携したシンガポールのクレセントレーティング社における指標にも触れられています。
https://goo.gl/E559HZ
 

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【2】 2018年5月度ハラールグルメジャパンの動向サマリ(https://www.halalgourmet.jp/
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・アプリダウンロードはこちら。
iTunes : https://goo.gl/kpdzxf
Google Play : https://goo.gl/mhKbw7

・アプリダウンロード数
⇒151244(2018年5月末日)

・掲載はこちら
https://www.halalgourmet.jp/getlisted

★2018年5月アクセス数の多かったお店のランキングは下記の通り。

1 CURRY HOUSE CoCo壱番屋(秋葉原) https://www.halalgourmet.jp/restaurant/202472
2 日本食レストラン 祭(大阪)https://www.halalgourmet.jp/restaurant/756
3 新宿御苑らーめん桜花(新宿) https://www.halalgourmet.jp/restaurant/646
4 すし賢(浅草) https://www.halalgourmet.jp/restaurant/640
5 日光軒(佐野) https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/352
6 銀座天丼いつき(銀座)https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/398760
7 Ayam-YA御徒町店(御徒町)https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/453255
8 牛門(渋谷)https://www.halalgourmet.jp/restaurant/373871
9 ハラール焼肉成田屋 祇園店(京都)https://www.halalgourmet.jp/restaurant/362091
10 ハラール麺亭 成田屋 祇園店(京都)https://www.halalgourmet.jp/restaurant/657

⇒CoCo壱番屋さんが6か月連続の1位となりました。
さてさて、連続記録は一体どこまで伸びてくるか。

そして日光軒さんが5位まで上がってきましたね!

これはおそらく連日のテレビ放映の結果だと思います。
最近はテレビを見た一般のお客様がハラールラーメンや餃子を頼むそうです。

こういうところから少しずつ広がっていくこともとてもいいことだと思います。

 

 

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【3】 コラム「市場における2点の誤解」
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食の禁忌における理解がなかなか広まらない理由。
 

最近、突き詰めて考えると、ここに起因するのでは?と感じていることです。

 

今回、あえて「誤解」という言葉を使わせて頂きましたが、

 

私は日本が次のステージにいくためには必要なことだと思っております。

 
その誤解2点とは以下です。

 

①ジャンルの誤解

②商圏の誤解

 

ではまず「①ジャンルの誤解」から。

 

先日ある番組でハラールフード特集が組まれていました。

 

その中でレポーターの方が、

「私もハラールフード食べたことがないんで楽しみです。。」とお話されていました。

 

なるほど。

野菜や海鮮系が「ハラール」として認識されていない。

 

 

そうです、まだまだ市場の理解としては

・和食

・洋食

・中華

・ハラール料理

・ベジタリアン料理

という理解なんだなあと感じました。

 

正しい理解でいくと下記の通りです。

 

・和食
-普通
-ハラール
-ベジタリアン

・洋食
-普通
-ハラール
-ベジタリアン

・中華
-普通
-ハラール
-ベジタリアン

※もちろんそれ以外もありますが、代表的なところだけ。

 

そして、この誤解は一体何をもたらすか。

 

例えば、作り手が「ハラール料理」という新しいジャンルの料理として捉えると

・海外から輸入した食材、調味料だけでレシピを組もうとする

・「食べられる」ことがゴールになる

・マレーシアやインドネシアなど現地料理系のアレンジになる

 

概ね、こういったことが多くおきます。

 

しかし、ムスリム旅行者の求めているのは和食です。

そうです、彼らは日本人が普段食べているものの「ハラール版」を食べたいだけなのです。

 

学校の給食や大学の学食などでハラールが広がらない理由も私はここだと考えています。

 

基本的に和食などは若干のアレンジでハラール対応ができるにも関わらず、

提供する側が「ハラール料理」をすごく特殊なものとして捉え、

自分でハードルを設けてできないと判断してるケースがとても多いです。

 

ムスリム側としても「ハラール料理を提供してください」ではなく、

「この料理、こうすればハラールにできるのでやって頂けませんか?」と言うなどが必要かもしれません。

 

いずれにせよ、相互理解が重要なところだと思います。

 

何故こういうことが起きるか?

ムスリムの顔を見ずに、「ハラール」から勉強してるケースが多いからだと思います。

 

次に「②商圏の誤解」です。

 

「インバウンド対策」のための講演依頼を頂きます。

私はもちろん快諾します。

 

そして当然、参加される方も「インバウンド対策」を目的で来られます。

 

そこにおける商圏の誤解とは何か。

結論から申し上げると、「インバウンド」も「ムスリム」もいち商圏に過ぎないということです。

 

例えばこちらをご覧ください。

ニチレイさんのアニマルフリー、アルコールフリーの商品で、フレンドリーダイニングというブランドがあります。

よく見ると、「インバウンド対策」と書いてあります。

 
 

まず一つとして、ムスリムはインバウンドだけでなく、留学生なども含めて「在住者」にも多くいることです。

 

そして、この商品はムスリムだけでなく、ベジタリアン、ヴィーガンも食べられます。

ここが一番重要ですが、もちろん食の禁忌のない日本人「も」普通においしく食べられます。

 

しかし、営業現場ではどういったことが起きているか。

 

「ムスリムのインバウンドが増えるので、来店したらこちらのカレーを使いましょう」という話がされています。

要は「インバウンドのムスリム対策」においてのみ、このカレーを使いましょうということです。

やはり「ハラールはムスリム専用食」という整理がされています。

 

私はとてももったいないと思います。

この商品の商圏はざっくりと下記の通りです。

これはみんながおいしく食べられるカレーです。

 

よって営業方法としては、例えば学食や大型商業施設などでしたら、下記がいいのではないでしょうか。

「ムスリムなどの食の禁忌を持ったインバウンドが増えるので、今のカレー、在住者も含めてみんなが食べられるように変えましょう」

 

これでいくと例え「ムスリム」の「インバウンド」が来なかったとしても、損を出すようなお話ではありません。

これをベースに、トッピングだけ変更すればありとあらゆる方に対応ができます。

例えば、ムスリムにはハラールチキンカツ、ベジタリアンには野菜、食の禁忌のない日本人には自由に食べてもらいましょうという話です。

 

このフレンドリーダイニングというブランドの商品はとてもとてもとても可能性がありますが、

誤解を恐れずにいうと、売る側と使う側が自ら商圏を狭めています。

 

要はこちらの素晴らしい商品、食の禁忌を持った人のみ、そしてインバウンドのみで商圏を考えるのはとてももったいないということです。

 

同じく、例えば糖質制限している人のための低糖質商品、別に普通においしければ、糖質制限してない人にも食べてもらえます。

「低糖質且つおいしい」が、従来のマーケティングでしたが、

「おいしい且つ低糖質、低糖質制限の人も買える」が次の時代のマーケティングになると思います。

 
 

日本において「インバウンド」も「食の禁忌」もまだ始まったばかり。

まだ、それらが先にきて、その次に味のマーケティングになるのも当たり前かもしれません。

 

 

しかし、誤解2点が解けたどうなるか。

 

「おいしい且つ○○な人も買える」マーケティングになったとき。

 

インバウンドがもっと増え、且つ、日本の素晴らしい商品が世界に広がっている光景が見えます。

 

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【4】 今後のイベント情報
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https://halalmedia.jp/ja/events/
 

■6月7日 6月度・フードダイバーシティプレイヤー情報交換会
https://goo.gl/XErKw9

■6月12日 今すぐ始められる千歳ムスリム対応
https://halalmedia.jp/ja/event/hokkaido-chitose-muslim-seminer/

■6月19日 ムスリム対応店のノウハウを全て公開!第一回ムスリムおもてなしセミナー
https://halalmedia.jp/ja/event/yokohama-muslim-omotenashi-seminar/

■6月20日 東京商工会議所世田谷支部・ムスリム観光客対応セミナー
https://halalmedia.jp/ja/event/tokyocci-setagaya-seminer/

■6月22日 フードダイバーシティ勉強会 〜食の禁忌を1日で学ぶ〜(ハラール、ベジタリアン等)
https://halalmedia.jp/ja/muslim-inbound-practical-lecture/

■7月18日~20日 海外&インバウンドマーケティング2018 出展、講演
http://expo.nikkeibp.co.jp/gbw/mkg2018/

「全国の実例を集めた講演」における講師派遣の依頼はこちらまで。
info@food-diversity.co.jp

https://halalmedia.jp/ja/request-for-seminar-and-lecture/

長文をご覧いただき、誠にありがとうございました。
また、こういう情報が知りたい、こういうデータがほしいというご要望を是非頂きたく思います。

是非本メールをご活用いただき、皆様のムスリム対応においてお役立ちできれば幸いです。

引き続きフードダイバーシティ株式会社をご愛顧頂けます様、何卒宜しくお願い致します。
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